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「荒野の用心棒」(マカロニウエスタンが認知された最初の作品)の解説(内容・感想など)

 

この作品からマカロニウエスタンが認知された

 

映画「荒野の用心棒」についてまとめます。

 

 

原題名は「PER UN PUGNO DI DOLLARI」

「A FISTFUL OF DOLLARS」

イタリア用とアメリカ用のタイトルがあります。

 

邦題は、黒澤明監督の「用心棒」(三船敏郎主演)から

つけたものだと思います。

 

1964年製作(イタリア)

日本公開は1965年

アメリカ公開は1967年

 




「荒野の用心棒」解説

 

1964年にイタリアで製作された

マカロ・ニウエスタンで、監督はセルジオ・レオーネ

主演はクリント・イーストウッドです。

 

この映画によって『マカロニウエスタン』という

ジャンルが確立されていますので、記念すべき作品です。

 

また、この作品の大ヒットによって、イタリアに

出稼ぎに来ていたクリント・イーストウッドは凱旋帰国を果たす事が

できました。

 

そして、この映画は誰が観ても、

黒澤明監督の『用心棒』のパクリである事が分かります。

 

そのため、日本の映画製作会社『東宝』は相手を訴え、

勝訴しています。

 

「荒野の用心棒」のあらすじ

 

無法者の横行する1872年のメキシコ。

 

ある日、ジョー(C・イーストウッド)という

腕利きの男が現れ、この町を2分するロホ兄弟の方に

身を寄せる事になった。

 

もう一方の旗頭モラレスの手下4人を片付けたからだ。

 

 

彼は酒場の亭主からこの2つの勢力が町の皆から

煙たがられていることを知り、その厄病神どもを

始末しようと考えた。

 

一計を案じて両派を反目させることに成功、

ロホ兄弟はモラレス家に殴り込みの準備をした。

 

兄弟の弟ラモンがマリソルという子持ち女を

自分のものにしようと監禁しているのを

知ったジョーは、見張りの手下を始末し、

母子を逃がした。

 

これをモラレスの仕業と見せかけたつもりだったが、

ラモンに見破られ、マリソルの行方を自白させようと

激しいリンチを加えられたが、口は割らなかった。

 

夜、半死半生のジョーは、スキを見てロホ家をぬけ出し、

棺桶屋のオヤジの手引で安全な隠れ家に身を寄せた。

 

その隠れ家に、棺桶屋のオヤジがロホ一家の手下を

だまして手に入れた拳銃をもってきてくれた。

 

傷つけられた身体で、ジョーは拳銃の早射ちの業を

みがいた。

 

彼の失踪にあわてたラモンたちは酒屋の亭主を捕えて

居所を教えろと迫ったが果さず、

ついにモラレス家に殴り込みをかけ、

不意を襲われたモラレスは簡単にやられてしまった。

 

 

ラモンは酒屋の亭主を通りの真中でリンチを加えた。

 

ジョーをおびきよせるためである。

 

静まりかえった町に姿を現したジョーは、

待ちかまえたラモンから続けざまに銃弾を浴びた。

 

が、平然としているジョーに、ラモンはうろたえる。

 

彼は胸に鉄板を入れていたのだ。

 

ラモンはジョーの銃に倒れ、

ジョーを背後から狙ったロホも、酒屋の亭主が仕止めた。

 

ジョーは再び静かに町を去って行った。

 




「荒野の用心棒」の感想

 

この作品は、黒澤明監督の「用心棒」の

リメイクではなく完コピですね。

 

全くと言っていいほど同じ内容です。

 

ですから、どうしても「用心棒」の方が面白く、

見劣りしてしまう感じです。

 

リメイクするなら、オリジナルな部分も入れた方が

良かったと思います。

 

同じように、ユル・ブリンナーが「七人の侍」を

リメイクして「荒野の七人」を作りましたが、

こちらは、大まかなストーリーは同じでも

細部は違っています。

(ユル・ブリンナーはちゃんと許可を得ています)

 

ですから、「七人の侍」と「荒野の七人」は

どちらも楽しめる内容になっています。

 

という事で、大ヒットした作品ですが、

私の個人的な感想はイマイチというところです。

 

評価 ★★★☆☆(3/5))

 

「荒野の七人」についての参考記事はこちらです。

⇒ クリック