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西部劇映画「騎兵隊」の解説と内容や見どころの紹介をします!

 

「騎兵隊」について

内容や見どころをまとめます。

 

 

1959年製作

アメリカ映画

配給:ユナイテッド・アーチスツ

 

解説

 

原題名は 「The Horse Soldiers」で、

邦題はそのままです。

 

南北戦争の戦いの1つ、ビックスバーグの包囲戦の

指揮をとったベンジャミン・グリアソン将軍がモデルになっています。

 

ジョン・フォード監督とジョン・ウェインが

コンビを組んだ騎兵隊映画の1作です。

(このコンビの騎兵隊物は沢山作られています)

 




作品の内容(あらすじ)

 

南北戦争たけなわの1863年4月、北軍の劣勢を挽回するために

グラント将軍はビックスバーグ攻撃強行を決意し、補給を断つため

敵陣の中にあるニュートン駅破壊を企てた。

 

元鉄道技師のジョン・マーロー大佐は、自分の騎兵隊をひきいて

敵の背後500キロの地点にあるニュートン駅に向って出発する

命令をうけた。

 

軍医のケンドール少佐が隊に配属されたが、

医者ぎらいのマーロー大佐と彼は最初からそりが合わなかった。

 

 

出発した一行は敵の偵察隊と交戦したのち、

とある農園に宿泊することになった。

 

女主人ハナと黒人の女中ルーキーが隊の幕僚を食事にまねいた。

 

しかしストーブの煙突穴を利用して2人はマーロー大佐の隊の

目的を盗み聞き、南軍に密告しようとした。

 

気づいた大佐は2人を隊に加えて更に行軍を進めた。

 

 

苦しい騎馬行が続くうちに、北軍に憎しみをもつナハも、

いつしかマーロー大佐にほのかな好意をもつようになった。

 

目的地ニュートン駅に到着した大佐は、敵の攻撃を

しりぞけて駅を徹底的に破壊し、敵地をさらに南下して

バトン・ルージュに抜けるという作戦をとった。

 

負傷兵を手当てするケンドール軍医は、大佐が医者を

毛嫌いするのは、かつて彼が医者の手違いで妻を

死なせたことによるのを知った。

 

南下の途中、黒人女中ルーキーが流れ弾に当って死んだ。

 

部下の傷の悪化について議論した大佐と軍医は、

なぐりあいをしようとしたが、

折から南軍幼年学校生徒たちの攻撃に妨げられた。

 

ウィリアムス・ブリッジでも、南軍の大軍が一行を待ちかまえていた。

 

マーロー大佐は計略をもって渡橋に成功し、敵の追撃を橋の爆破を

もって断ち切り、一行を無事に目的地に向わせることができた。

 

負傷兵を看護するハナを、マーロー大佐は解放し、

戦乱がおさまった時の再会を約して彼女を河のこちら岸に残した。

 

ケンドール軍医も、負傷兵とともに留まって、

南軍捕虜となって終戦を迎えるのを待つことになった。

 

彼は、負傷兵を

このまま見すてる気にはなれなかったのである。

 

今は別れ難い思いをこめて見送るハナと、軍医の見守るうちに、

大佐のひきいる騎兵隊はみるみる彼方に遠ざかって行った。

 

キャスト

 

ジョン・マーロー大佐:ジョン・ウェイン

ヘンリー・ケンドール少佐:ウィリアム・ホールデン

 




作品の感想

 

無茶な退却戦を命じられながらもそれを忠実に

遂行するマーロウ大佐とその部隊に編入された

ケンドール軍医との対立を描く南北戦争の北軍ものです。

 

主演2人の存在感が際立ち、ホールデンの軍医は比較的

ヒューマニストですが、ウェインの大佐はかなり複雑な

キャラクターです。

 

作戦至上で上官への従属を絶対とするガチガチの軍人かと思いきや、

敵にも味方にも温情を示し、時には命令に背く柔軟さも持っている。

 

そんな彼が軍医を認めながらも誤診で妻を失ったことから

「医者は責任を取らない卑怯者」だという偏見があり、

どうしても受け入れられない。

 

この大佐のなんともいえない人間くささが魅力です。

 

こんな二人の間を行き来するヒロインは両親を失って召使の黒人と

2人で暮らしていた南部の大農場主の令嬢で、大佐をスパイし

機密を盗み聞きしたために連行されるという展開。

 

北軍のことを野蛮人と罵り、ことあるごとに

脱走しようとする気骨ある「ザザンヴェル」の彼女が

タイプの違う二人の北部男に惹かれ、迷いながら片方を選び取る。

 

この恋愛の女心の描き方はちょっと微妙という気もしますが・・・

 

大迫力の駅の攻略戦や、終盤兵学校の幼年生まで繰り出してくる

南軍の無茶振り。

 

少年兵たちは勇敢なつもりでもコミカルで北軍を1人も殺せなければ

自らも全くといって被害を受けません。

 

この作品も後期のフォード監督らしい、

やりすぎなくらいコミカルというバランスの悪さがありますが、

戦争あり恋あり笑いありと何でもありのバラエティとして楽しめます。

 

ただ、ジョン・フォード監督とジョン・ウェインによる

騎兵隊作品が多すぎるために、頭の中でごちゃ混ぜになり

印象に残りにくいという面もありますね。

 

評価 ★★★☆☆ (3/5)