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映画「拳銃無宿」解説と内容、及び見どころの紹介と感想

 

「拳銃無宿」

について見どころなどをまとめます。

 

 

1947年製作  アメリカ映画

上映時間:100分

配給:リパブリック・ピクチャーズ

 




解説

 

原題名は「Angel and the Badman」

原題名の方が作品の内容を正確に表していると思います。

 

ジョン・ウェイン主演の作品です。

 

とても紛らわしいのですが、同じタイトルで、

テレビドラマの『拳銃無宿』がありますが、

こちらはスティーブ・マックイーンが主演していて

全くの別物です。

 

スティーブ・マックイーンの「拳銃無宿」

 

原題名もスティーブ・マックイーン版は

「Wanted Dead or Alive」

関連のない作品であることが分かります。

 

『OK牧場の決闘』で有名な保安官ワイアットアープの

助手でもあった札付きのガンマンである主人公の

クワート・エヴァンスが、身を寄せたクエーカー教徒の

素朴な善意に触れて更生していくストーリーです。

 

カラッとした陽性の描写の積み重ねでユーモアを

散りばめて描いた作品になっていて、西部劇のお約束の

『撃ち合い』を極力封印した珍しい作風となっています。

 




作品の内容(あらすじ)

 

クワート・エヴァンスは敵(ラレド一味)の銃撃から

何とか逃げ出して、ウォース牧場の近くまで来た時に

乗っていた馬が倒れ、彼自身も投げ出されて気絶した。

 

 

ウォース牧場主のトーマスは彼を助けて家へ連れもどった。

 

彼を診察したマングラム医師は、この男は

クワート・エヴァンスといい西部きっての荒くれ男で、

友達も多いが敵も多いので、関わり合いにならぬうち、

なるべく早く追い出した方が良いと忠告した。

 

しかし、ウォースは信心深いクエーカー教徒なので、

争い事は一切しない主義であるが、

怪我をしている男を助けないではいられないため

クワートの看病を続けた。

 

そしてクワートが元気になるまでには

ウォース家の人々とすっかり親しくなったが

特にウォースの娘・ペネロープの美しさに心を引かれた。

 

 

クワートがペネローブと庭で物語っている時に

保安官が訪れ、クワートに

「何か問題を起こしたら、お前とラレドを捕まえてやる」

と脅しをかけてきた。

 

日曜日にウォース一家が信者達の集まりに出席している時、

クワートは仲間のランディに、ラレドが家畜泥棒を

しようとしているらしいので、出し抜いてやろうと計画を

持ちかけられた。

 

そして、計画を実行し、ラレド一味から牛を奪い取る事に成功。

 

その後、クワートはランディ等と町へ行って、酒場で昔の女と

酒を飲んで遊んでいたが、ペネロープの事が忘れられずに牧場へ戻った。

 

そして彼女と結婚し、家庭の人となる気になったが、

ある日ラレド一味に追われ、川の中に追い落とされてペネロープが

溺れかけて重体になってしまう。

 

クワートは復讐のため、ラレドを探しに町へ赴いた。

 

それに気づいたペネロープは、再び彼に人殺しをさせまいと

重体の体なのに、家族に支えられながら後を追った。

 

彼女は町の酒場でラレドを待ち伏せしているクワートに会った。

 

彼女を見るとクワートはだまって拳銃を彼女に渡した。

 

ラレドはそんな丸腰のクワートを殺そうとした。

 

その瞬間、銃声がとどろき、ラレドは倒れた。

 

保安官がラレドを射殺したのだった。

 

クワートは保安官に感謝の眼ざしを送り、ペネロープのそばに

馬車に腰かけた。

 

ペネローブが持っていたクワートの拳銃は、

馬車が動き出すと共に地上に落ちた。

 

作品の感想

 

ラレド一味は普通の悪役として登場しますが、

それ以外の登場人物は皆、人の良さが出ています。

 

ウォース一家の隣人の頑固オヤジもクワートが介入すると、

すっかりウォース一家と仲良くなってしまう所には

笑ってしまいました。

 

保安官もクワートの逮捕を狙っていましたが、最後は彼を

助けます。

 

とにかく、登場人物のほとんどが善人ばかりなので

温かい気持ちになる作品です。

 

ただ、ラストでクワートがペネロープに拳銃を預けた段階で

ラレドが保安官に撃たれるという結末が分かってしまう

残念なストーリー展開でした。

 

評価 ★★★☆☆ (3/5)