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映画「ソルジャー・ブルー」解説と内容、感想まとめ

 

「ソルジャー・ブルー」についてまとめます。

 

 

1970年製作  アメリカ映画

上映時間:112分

配給:アブコ・エンバシー・ピクチャーズ

 




作品の解説

 

原題名は「Soldier Blue」です。

 

先住民虐殺の1つである『サンドクリークの虐殺』

元に制作されたアメリカ映画です。

 

「野のユリ」で知られるラルフ・ネルソン監督の

1970年公開の映画です。

 

同年12月に公開された「小さな巨人」とともに、

西部劇の転換点に位置する作品と言えます。

 

この「ソルジャー・ブルー」は

アメリカの暗部を提示していますが、

また、1960年のベトナム戦争でのソンミ村事件の

アンチテーゼを掲げた作品だとも言われいます。

 

作品の内容(あらすじ)

 

1864年、コロラド州。

 

青い制服に身を包み荒野を進む北軍兵士の一団は

2つの目的を持っていた。

 

1つは前線の砦に運ぶ現金の輸送、そしてもう1つは

砦に婚約者が待つという女性クレスタ・リーを

無事に送り届ける事だった。

 

クレスタは2年前、たまたまこの辺りを旅行中、

シャイアン族に襲われて、そのまま一族の酋長

「まだらの狼」の慈愛を受けていた。

 

元々、彼女は何の偏見も持たない自由な女性だったので、

彼らとの生活も結構楽しかった。

 

しかし、彼女には婚約者がいたので、一族に別れを告げ、

彼の待つ砦へ向かうところだったのだ。

 

彼女を護送する騎兵隊はたまたま金塊を運んでいたため、

待ち伏せしていたシャイアンに襲撃されて

皆殺しになってしまう。

 

僅かに生き残ったのはクレスタとホーナスという

若い兵士だけだった。

 

彼は父を先住民に殺され、復讐に燃えていた。

 

ホーナスは兵士として当初の目的通りに砦に

向かうことを選ぶが、数日間、旅するうち、

先住民をめぐり2人の意見はことごとく対立する。

 

「生まれ育った土地を奪われる悲しみが分からないの?

残酷なのは白人なのよ」というクレスタが、

ホーナスには理解できなかった。

 

だから、旅の途中で会った武器商人イサックの

持っていた銃も、先住民の手に渡ることを恐れて

燃やしてしまう。

 

彼はそのために脚を射ち抜かれ、クレスタの介抱を

受けるのだが、クレスタの激しい気性の中に潜む

自然な優しさを彼はいつしか愛しはじめてしまう。

 

そして、何日目かに2人は砦に辿り着く。

 

そこでクレスタは婚約者から、アイバーソン大佐率いる

一隊がシャイアンとの協定を破り、集落を襲うことを聞き込む。

 

2人は先住民を救おうと砦を脱出するが、時遅く、

目を覆う殺戮が始まっていた。

 

ソルジャー・ブルー

 

先住民の手足を切り取り、女を輪姦し、子供の眼球を

撃ち抜く白人の狂気!

 

ソルジャー・ブルー

 

ホーナスは愕然とした。

 

クレスタの言う通りだったのだ。

 

ソルジャー・ブルー

 

悪鬼のようにふるまう白人騎兵『ソルジャー・ブルー』

たちに向かって彼は敢然と反抗していった。

 

この集落を丸ごと消滅させようとする無差別虐殺は、

後に『サンドクリークの虐殺』として伝わる

歴史的事件となります。

 




キャスト

 

クレスタ:キャンディス・バーゲン

ホーナス:ピーター・ストラウス

カンバー:ドナルド・プレザンス

アイヴァーソン大佐:ジョン・アンダーソン

まだら狼:ジョージ・リヴェロ

 

作品の感想

 

これは史実に基づいた残酷描写という事で

「こんなことが本当にあったのか」と思うと

正直気分が悪くなります。

 

騎兵隊がインディアンの女性を集団で犯しながら、

乳房をナイフでえぐる、サーベルで女・子供の手足や

首をはねる。

 

死体の山をみてゲロを吐く騎兵隊員・・・

 

自国の汚点を赤裸々に描いた、

勇気あるハリウッド映画制作者に拍手ですね!

 

かなり、イヤになるシーンがありますが、

これほどの残虐が行われたという史実を

知りたい人には必見の作品です。

 

評価 ★★★★ (4/5)

 

機会があったら是非観て下さいね!