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映画「地獄への道」解説と内容・感想まとめ

 

「地獄への道」についてまとめます。

 

「地獄への道」

 

1939年製作  アメリカ映画

上映時間:106分

配給:20世紀フォックス

 




解説

 

原題名は「Jesse James」で、

邦題よりも原題名の方が作品の内容が分かります。

 

実在した名うてのアウトローである

ジェシー・ジェームズの物語です。

 

ジェシー・ジェームズをタイロン・パワーが演じ、

ヘンリー・キングが監督して、

翌年の1940年にはフリッツ・ラング監督によって

ヘンリー・フォンダが演ずるジェシーの兄フランクを

中心に据えた続篇『地獄への逆襲』が製作されています。

 

「地獄への道」は1939年の作品ですが、

日本での公開は1951年とかなり遅くなりました。

 

また、ジェシー・ジェームズの物語は

1980年に「ロング・ライダーズ」というタイトルの

作品が作られていますが、こちらの作品の方が

史実に近い形で作られています。

 

ジェシー・ジェームズの人物像

 

「地獄への道」

 

ジェシー・ジェームズは1847年ミズーリ州に

生まれました。

 

兄のフランクとは3歳違いです。

 

彼らが住んでいたミズーリ州は南北戦争時に南軍と

北軍に分かれてしまい、兄のフランク・ジェームズは

南軍のゲリラ部隊に入りました。

 

そのために、ジェームズ一家は北軍から暴力を受け、

ジェシーは北軍に対して復讐心を抱き、

兄フランクの所属する部隊に入隊します。

 

また、南軍のゲリラ部隊にはジェシーの従兄弟である

ヤンガー兄弟(コール、ジム、ボブ)がいたのです。

 

 

そして、南北戦争が終わってからも、この5人は

北部人に対抗するためにアウトローの道に入りました。

 

1866年ミズーリ州リバティの町の銀行を襲ったのを

皮切りに次々と銀行強盗を働くようになりますが、

決して南部人の銀行は襲いませんでした。

 

また、彼らは列車強盗を最初にやった人物でもあります。

 

このような活動から、彼らは「西部のロビンフッド」

「西部の義賊」として南部人たちから指示されるように

なります。

 

しかし、「お尋ね者」として追われるようになり、

ジェシーは最後に手下に後ろから撃たれて死にました。

 

また、フランクは自首しましたが証拠不十分で釈放、

その後、のんびりと余生を過ごしまています。

 

ヤンガー兄弟は銀行襲撃の際、

撃たれて重傷を負い逮捕され3人とも終身刑に

なっています。

 

「地獄への道」の内容(あらすじ)

 

南北戦争後、セント・ルイス中部鉄道会社は

セント・ルイスとセダリア間の鉄道敷設のため

農民の汗の結晶の耕地を、タダ同然の安値で買い

始めていた。

 

ジェームズ農場も、鉄道会社のパーシーから無法な

言い値の交渉を受け、さらに長男のフランクは

パーシーの手下から乱暴を受けた。

 

そんな場面に、弟のジェームズが駆けつけて

パーシー一味を追い払った。

 

すると、パーシーはこれを恨みに思い、

ジェームズ兄弟の逮捕状を入手して再び農場に行く。

 

ジョームズ兄弟は新聞社を経営するコッブの忠告で

一時姿をかくしたが、留守中、パーシーに襲われた

兄弟の母親サミュエルス夫人は死んでしまう。

 

コッブの姪でジェーシーの愛人だったゼレルダからの

報らせを聞いたジェーシーは、セダリアに乗りこんで

パーシーを射殺し、鉄道会社の復讐のため列車強盗団を

組織して、セント・ルイス、セダリアの運転列車を襲った。

 

「地獄への道」

 

鉄道の社長マッコイはゼレルダに、ジェーシーが

自首すれば刑を軽くするよう取り計らうと申し出たので、

ジェーシーは彼女と結婚式をあげた翌日、シェリフの

ライトに自首した。

 

しかし、マッコイはデタラメな証言をし、

ジェーシーは死刑に値すると言われる。

 

兄のフランクも怒り、マッコイに果し状を送ると共に

ジェーシーの脱獄を助けた。

 

ゼレルダは事の成り行きを深く悲しみ、

セダリアの生家に帰る。

 

妻を失ったジェーシーは一層冷酷になり、

銀行・列車を次々と襲い、5州を股にかけて荒した。

 

ミズーリ州知事は懸賞金をかけて彼を追及した。

 

その1万ドルの大金に目が眩み、ジェーシーの子分の

ボッブ・フォードは裏切った。

 

そして、フォードの手びきによってジェーシース一味の

ノースフィールドの銀行襲撃は失敗に終わった。

 

ジェーシーはゼレルダと一緒に、カリフォルニアに

行って平和に暮らそうと考えるが、

フォードに暗殺され、波乱の生涯を終えた。

 




キャスト

 

ジェシー・ジェームズ:タイロン・パワー

フランク・ジェームズ:ヘンリー・フォンダ

ゼレルダ:ナンシー・ケリー

ウィル・ライト:ランドルフ・スコット

サミュエル夫人:ジェーン・ダーウェル

 

「地獄への道」の感想

 

本作は、ある程度、ジェーシー・ジェームズの伝記的な

ストーリーになっていますが、

史実とは異なる点も多いです。

 

ジェーシー・ジェームズがアウトローの道を進んだ理由は、

解説でも述べたように北軍への恨みです。

 

また、ジェーシー・ジェームズを殺した手下は

ロバート・フォードという人物です。

 

作品としては、

社会に弾圧された男の悲しい運命を描いていて

心を打たれる面もあり、なかなかの作品だと思います。

 

評価 ★★★☆☆ (3/5)